佐渡牛の特徴とは!?味や産地の豆知識

      2018/05/11

佐渡牛の特徴とは?

新潟のブランド牛と言うと、「村上牛」が有名ですが、

新潟県には、本土から少し離れた小島の佐渡島があります。

 

佐渡の大自然に恵まれた黒毛和種の和牛で、

そこで育てられた佐渡牛の味は出荷数が少ない為「幻」の黒毛和牛と言われれていて、

佐渡に訪れたとしても、食べられるお店は限られており、希少性が高い牛肉なんです。

 



佐渡牛の定義

島で育つブランド和牛だけあって、若干定義が緩い感じもしますが、

それも佐渡牛のいいところだと思っています。

 

佐渡で生まれ育った去勢されたオスの黒毛和牛、もしくは、出産の経験がない、メスの牛である事が大前提にあり、

更に佐渡で収穫した稲わらを飼料としていることが佐渡牛の条件になります。

 

また、品質規格が3等級以上の肉質である必要があり、

すべてにおいて、佐渡産である事にこだわりを持っているのが佐渡牛です。

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佐渡牛の品質の高さ

全国和牛能力協会と呼ばれる京都市が主催する和牛の品評会で、

5年に1度全国の牛500頭ほどが集結することから、和牛のオリンピックと呼ばれており、

2012年に長崎で行われた第10回大会で、佐渡牛は種牛の部で1番名誉な賞を受賞しています。

 

実は近年において、かなり注目されている黒毛和牛なのです。

 

佐渡牛の歴史

佐渡の人と牛の関わりは古くからあり、早い段階から飼育の記録も残っています。

 

佐渡の大日堂では、807年に両尾海岸から牛が上陸したという伝説が今までずっと語り継がれており、

実際には、806年から810年に和牛の飼育している記録が残っています。

 

また、江戸時代でも鉱山の金鉱運搬用に牛が使われ、田畑でも農作が盛んにおこなわれていた時代でした。

 

明治時代には、新潟県内の6割が佐渡の牛が消費されており、

かつて和牛の島と呼ばれていました。

 

佐渡では、和牛が活用されてきた文化がたくさんあり、

「悲しい母牛」という民話があるくらい、近年においても和牛と親しく共に歩んできた歴史があるのです。

 

 

2012年に長崎で行われた「全国和牛能力共進会」の品評会は、

和牛のオリンピックとも言われ、全国500頭以上のブランド和牛が勢ぞろいする中、

佐渡牛は、なんと種牛の部で、1等賞を獲得しています。

 

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佐渡牛が食べるエサとは?

日本海に浮かぶ島と言えば、佐渡の島です。

 

化学肥料や農薬などを少なくした農作物の育て方で、安全で安心なお米作りにより、

牛たちのエサとなる稲わらも不純物がなく、牛が健康的に成長してい行きます。

 

トキがエサを求めて佐渡島にやってくるのも、佐渡の環境が恵まれているからだと言います。

 

少し余談ですが、草食動物である牛は、上の歯がなく舌で草や稲わらを巻きとり、

下の葉で草をかみ切って、奥の臼歯で草をすり潰し喉を通っていきます。

 

牛の胃袋は4つに分かれていて、影響を吸収しやすくするための3つの胃袋に入り、

最後の1つの胃袋を使って、消化されていくのです。



佐渡牛はどのように育てられる?

昔の佐渡の農家では、農作業を終える春先に牛たちは山に離し、

ストレスを開放するために放牧されていたこともあり、

夏は山に冬は里で育てられる飼育方法が今にも受け継がれているようで、

海に囲まれた島ならではのミネラル豊富な自然の牧草を食べ、自由に草原で暮らします。

 

美味しそうに草を食べる姿を見て、飼い主は優しく牛に近寄ります。

 

毎日毎日、牛の健康状態を見極め、

けがをしていないか?病気にかかっていないか、我が子のように牛を大切にして育てられます。

 

 

佐渡って、どこ?


新潟県の北部に浮かぶ島で、人口約5万7000人です。

本土から離れているとはいえ、市と認められており、名称も新潟県佐渡市。

 

島の面積は855平方キロメートルで、東京23区の約1.5倍程の広さです。

気候は東西南北でかなり違い、北は北海道、南は沖縄の植物が育っている程です。

 

 

佐渡と言えばトキが住む島というイメージがありますが、

実はブランド和牛の佐渡牛も秘かに有名なんです。

 



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