石垣牛の特徴とは!?味や産地の豆知識

      2018/05/11

石垣牛の特徴とは?

 

石垣牛のサーロインは霜降りがマーブル上に広がり、

肉質はとろけるような食感で、一度食べると忘れられない美味しさと言われています。

 

お肉が焼かれた時の香ばしさと甘さが絶妙な割合で重なり、口全体をうま味で覆ってくれます。

 

これだけ美味しいと言われるのも、もともと日本全国のブランド和牛の素牛として、出荷されていたからなんです。

 

その素牛が、暖かな気候の石垣で、一貫して肥育され、

地産地消され食される牛肉であれば、美味しくないわけがないでしょう。

 

 

石垣島に訪れた人が、何回もリピートしてしまうのも、

この石垣牛のおいしさと、開放感あふれる島の気候に心を奪われ、魅了されてしまうそうです。


石垣牛の定義

 

八重山郡内で20か月以上肥育されたメスの黒毛和牛もしくは、精巣を除去したオスの黒毛和牛であることが大前提です。

八重山郡内と言われても、イメージが付かないと思いますので、

地図を添付しておきますが、

何と、沖縄県那覇市と台湾の間にある小さな島であり、石垣島から少し離れた島が八重山郡となるんです。

ほぼほぼ、外国みたいなものですよね。

 

 

少し余談を挟んでしまいましたが、

 

石垣牛の出荷期間は、去勢されたオスの牛で24~35か月、

メスの牛で24~40か月の範囲以内とされちます。

この期間を逃してしまうと石垣牛と認定されなくなるんです。

 

 

品質表示としては、日本食肉格付協会が定める規定で、歩留等級がAかBである必要があります。

 

その中でも肉質等級が5等級か4等級であるものが、特選石垣牛と呼ばれ、

3等級・2等級のものが、銘産と呼ぶことができます。

 

これらの条件を満たしている場合のみ、石垣牛のラベルが発行され、本物の石垣牛と証明することができます。

 

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石垣牛の歴史

もともと、石垣牛は地元で愛される「地産地消」の黒毛和牛でした。

毎週、石垣島で約30頭くらいの牛が競り市で取引されて、島の卸売へと出荷され食されてきていたのが日常でした。

 

しかも、南国という環境なので、牛にとっては繁殖するには最高の土地柄で、

全国各地のブランド和牛となるために子牛の状態で、出荷されるのがほとんどでした。

そのため、石垣牛として、肥育されることはあまりありませんでした。

 

でも、全国のブランド牛として出荷されるくらい、子牛としての品質が高い事に気付いたことと、

石垣島の名前を売り出していくための目的で、良質な石垣牛が育てられるようになりました。

 

そして、2000年7月に行われた「沖縄サミット(首脳国会議)」の晩餐会で振る舞われたメインディッシュの石垣牛が、

大絶賛された後、爆発的な知名度を誇り、全国各地で「石垣牛が食べたい」という声が広がり、流通が広がっていきました。

 

でも、いままで小さな島の人のために生産してきた石垣牛ですので、

供給量に間に合うはずもなく、次第にプレミアム牛として認知されて行きブランド和牛としての地位へ確立していきました。

 

 

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石垣牛が食べるエサとは?

石垣牛のエサは、他のブランド和牛と比べると少し特殊で、

石垣島特産のクロレラやステビアなども与えられ、牛の健康を維持されています。

また、石垣の塩も有名だと思うのですが、健康のバランスを考えられ与えられ、

糖分もサトウキビの葉で栄養管理されています。



石垣牛はどのように育てられる?

日本最南端の石垣島は、気候が暖かく、太陽の日差しを受けて一年中、大自然の牧草地が元気に生い茂っています。

冬がなく寒さを知らない環境で、牛にとっても最高にリラックスできるリゾート地なんです。

 

そんなセレブな牛は、ストレスフリーで食欲を落とすことなく、のびのびと育っていくことができるのです。

 

また、温暖な気候では、牛の繁殖も強まり生産が盛んに行われ、

石垣島は、畜産業に適している土地なんです。

石垣って、どこ?

おそらく石垣と聞いて、分からない人は少ないんではないでしょうか。

石垣と言えば、石垣島です。

 

石垣島は、沖縄県であり、ハワイ諸島とおよそ同じ経度で気候も良く似ており、

 

沖縄県よりもさらに南の島で、日本が有する最高のリゾート地です。

沖縄本島に向かうよりも、台湾の方が距離は近く、日本と外国との境目と言ってもいいでしょう。



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